フィンランドの保育園の過ごし方ってちょっと気になりませんか?
フィンランドでは無職でも、どんな人でも平等に子供を保育園に預けられます。
さらに、夜間に働くシングルの親も多い為、24時間営業の保育園もあるのがさすが福祉の国です。
今回は、フィンランドの保育園についてや、我が家の子供が通っているフィンランドの芸術系保育園の一日を紹介したいと思います。
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もくじ
フィンランドの親を支える保育園について
フィンランドで就学前の子供を預けられる場所は
- デイケア(Päiväkoti/パイヴァコティ)
- グループファミリーデイケア
- ベビーシッター
の三種類ありますが、デイケア(集団保育)が一般的です。
デイケアには夜勤やシフト制の仕事をしている親にも対応出来るように、夜間でも預けられる保育園も用意されている。
さらに、私立のデイケアには我が子の通っている「芸術系保育園」の他にも様々な特色のある保育園がある。例えば、
後で紹介しますが、私立と言ってもフィンランドでは月額利用料の上限が決まっているので、そこまでは高くない。
待機児童もほとんどなく、保育園申請の時に希望を出す3つの保育園の中でほぼ決まるようになっています。
グループファミリーデイケアは、保育士が自宅で自分の子供を含めて4人までを預かる事ができる場所で、フィンランドでは全体の約7%ほどの利用がある。
グループファミリーデイケアは、家庭的な雰囲気の中で過ごせるので、3歳未満の子供を持つ親に人気です。
その他ベビーシッターや祖父母に見ていてもらうという選択肢もありますが、少数です。
フィンランドの保育園は無料ではない
プレスクールから大学院まで無料のフィンランドですが、保育園は無料ではありません。
日本と同じように、親の所得に応じて月額利用料金が発生します。
私立、公立ともに利用料金の上限が月228ユーロと決まっているので、私立に入れても割と手ごろな価格で通わせられる。
逆に無職の親や所得が低い場合は無料になるので、どんな子供でもみんな平等に保育園に通う事ができます。
フィンランドの芸術系保育園の一日のスケジュール
ここからは、フィンランドの保育園の一日を紹介していきます!
STEP
登園時間
Päiväkotiは7時に開きますが、登園時間は皆さんバラバラで、7時から9時頃までに登園します。
フィンランドの保育園は、毎日フルタイムで利用する人もいれば、半日だけだったり、週に数回だけ利用する人もいます。
登園は、日本のように先生が出迎えてくれるという訳ではなく、親も一緒に中に入り、子供のロッカーに荷物を置き、手を洗わせてからクラスに入って先生にバトンタッチします。
ロッカーには着替え、夏は日焼け止め、水筒を入れておきます。
日焼け止めは家でも塗りますが、午後遊びの時は先生が子供に塗ってくれます。
STEP
朝食は希望者に
8時までに登園すると、簡単な朝食を出してもらえます。
働いている親だとこの朝食サービスはありがたい存在で、子供を起こして着替えたらそのまま保育園に連れて行けばいいので楽なのです。
朝食は2グループに分かれて、7時半組と8時組で食堂に行き食べます。
メニューを見ると、大体
- Puuroというオートミールにベリーソースをかけたもの
- ライムギパンにチーズやキュウリをのせたサンドイッチ
- ミルク
こんな感じです。オートミールがシリアルになる日もあるようです。
STEP
朝のあいさつ
8時半ごろにクラスで集まってAamupiiri/アームピーリという朝のあいさつが始まります。
この時間には下記の事をします。
先生によってはこの時間が無い場合もあります。
我が子の通っていた保育園は担任の先生の入れ替わりが激しく、なかなか1年ずっといる先生が少なかったです。
友人に聞いても結構どこの保育園の先生もよく辞めていくそうです。
STEP
朝の外遊び
9時または10時ごろになると朝の外遊びが始まります。
フィンランドでは基本的に雨でも雪でも関係なく外遊びをします。
例外として、気温がマイナス15度以下、またはプラス30度以上の時や、あまりにも吹雪いていたり、天気が悪ければ室内遊びになります。
外遊びの時間は大抵園庭で遊びますが、週に一回森に行く日があったり、近くの公園に行ったりすることもあります。
また、日本の遠足のように軽い軽食を家から持たせて、電車で図書館に行ったり、博物館に連れて行ってくれることもあります。
ちなみに軽食は野菜スティックや、市販のスムージー、サンドイッチなど簡単な物を持たせます。
STEP
昼食の時間
11時ごろに昼食になります。
昼食は保育園で作るのではなく、外部から料理を運んでもらっています。
メニューは炭水化物、肉や、魚、サラダがちゃんと摂れるようになっていますが、日本の給食と比べると非常にシンプルな内容。
フィンランドでは嫌いな食べ物がある場合、「全部食べなさい」とは言わず、「一口でも食べればOK」とするようです。
ちなみに今日の娘のメニューは、チキンのトマトソース、ライス、サラダでした。
STEP
お昼寝
昼食の後はお昼寝の時間があります。
みんなで部屋に簡易ベッドを並べ、先生に絵本を読んでもらったりするそうです。
5、6歳になるとお昼寝をしない子も多いので、そういう子たちは別室で静かに遊ぶ事になります。
STEP
おやつの時間
14時頃に食堂へ行きおやつの時間になります。
おやつは、スムージーや、ライ麦クラッカー、フルーツ、ヨーグルトなど日替わりで出してくれます。
STEP
午後の外遊び
おやつの後はお迎えの時間まで外遊びをします。
午後の外遊びは園庭で通常の遊具の遊びに加え、冬にはソリをしたり、夏には水遊びをしたり。
STEP
お迎え
15時くらいからお迎えに来る親御さんが増えます。
娘の保育園は17時までなのでそれまでに迎えに行きます。
お迎えに行くと、担任の先生が「その日、どんな風に過ごしたか、何をどれくらい食べたか」など子供の様子を教えてくれます。
そして荷物をロッカーに取りに行き、先生に「さようなら」して帰宅します。
フィンランドの保育園でのお勉強
Päiväkotiでは簡単な「お勉強」をします。
しかし、お勉強と言ってもワークブックを使った日本のような座学ではなく、おもちゃやゲームなどを使って遊びを通してフィンランドでは学びます。
アルファベットの読み方や、数字、英語や、フィンランド語が母国語じゃない子の為にフィンランド語を教えてくれます。
フィンランドは国際色豊かですから、子供たちもフィンランド語だけでなく、いろいろな言語を話す子がいます。
子供同士や先生も、「これは日本語でなんて言うの?」なんて良く聞いてくれるみたいで、娘も得意そうに答えるようです。
タブレット端末で遊びながら学ぶ
フィンランドの学校ではICTを活用した授業が取り入れられています。
そのため、保育園の頃からタブレット端末に慣れておくと、スムーズに小学生に順応できると、ゲームをしながら楽しく文字や数を覚えたり、絵を描いたりする”お勉強”をします。
フィンランドの芸術、サイエンス系保育園の特徴
娘の通っている保育園は先ほどもお伝えした通り、芸術、サイエンス系です。
他の保育園よりも絵の具だけじゃなく、野菜や果物を使って絵を描いてみたり、色を混ぜて実験したり、石や葉っぱを拾ってきて顕微鏡で観察したりといった事を沢山します。
また、宇宙についても教えてもらっているのか、とても興味を示しています。
家から一番近いからという理由で入れた保育園でしたが、結果的にいろいろな物に興味を示してくれ、経験させてもらえているので良かったなと思っています。
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まとめ
フィンランドの保育園では、日本のように待機児童問題は深刻ではないので、入れようと思ったら結構すぐに入れることができます。
また、料金も親の収入によって変動する仕組みで、娘は私立に入れていますが多少公立よりは高いものの、そこまで大きな料金の差はありませんので助かっています。
基本的にはゆるく自由な雰囲気で、娘も私もとても満足しています。