こんにちは!
フィンランドにはPäiväkoti(パイヴァコティ)という保育園があります。
フィンランドでは、小学生以下の子供を預けられるのは
- グループファミリーデイケア
- ベビーシッター
- デイケア(Päiväkoti)
の三種類ありますが、Päiväkotiが一般的です。

フィンランドのPäiväkotiはどういう事をするの?
食事は何を食べるの?
預かってくれる時間は?
今回はこんな疑問にお答えするべく、娘の通っている芸術・サイエンス系Päiväkotiの一日をご紹介したいと思います。
フィンランドのPäiväkotiの種類
フィンランドのPäiväkotiには私立と公立があります。
私立では、芸術や音楽、運動などに特化したPäiväkotiもあり、その分野を遊びを通じて学ぶことができます。
また、夜仕事をしている親も沢山いるため、夜でも預かってくれるPäiväkotiも充実しています。



娘は芸術系のPäiväkotiに通っていて、絵を描いたり、色々なアート作品を沢山持ち帰ってきます。
一日のスケジュール


登園
Päiväkotiは7時に開きますが、登園時間は皆さんバラバラで、7時から9時頃までに登園します。
登園は、日本のように先生が出迎えてくれるという訳ではなく、親も一緒に中に入り、子供のロッカーに荷物を置き、手を洗わせてからクラスに入って先生にバトンタッチします。
ロッカーには着替え、夏は日焼け止め、水筒を入れておきます。
日焼け止めは家でも塗りますが、午後遊びの時は先生が子供に塗ってくれます。
朝食
8時までに登園すると、朝食を出してもらえます。
朝食は2グループに分かれて、7時半組と8時組で食堂に行き食べます。
メニューを見ると、大体
- Puuroというオートミールにベリーソースをかけた物
- ライムギパンにチーズやキュウリをのせたサンドイッチ
- ミルク
こんな感じです。
オートミールがシリアルになる日もあるようです。
朝のあいさつ
8時半ごろにクラスで集まってAamupiiriという朝のあいさつが始まります。
このAamupiiriでは
- 今日は何の日?
- おとぎ話
- 歌
などを皆でするようです。
実際三年間通っていて、クラスの先生によってAamupiiriをする時としない時がありました。
また、担任の先生も結構入れ替わりが激しいのがちょっとマイナスですね。



同じPäiväkotiで一年続けて働いている先生の方が少ない?って言うくらい皆さん辞めます(笑)
朝の外遊び
9時または10時ごろになると朝の外遊びが始まります。
フィンランドでは基本的に雨でも雪でも関係なく外遊びをします。
例外として、気温がマイナス15度以下、またはプラス30度以上の時や、あまりにも吹雪いていたり、天気が悪ければ室内遊びになります。
外遊びの時間は大抵園庭で遊びますが、週に一回森に行く日があったり、近くの公園に行ったりすることもあります。
また、日本の遠足のように軽い軽食を家から持たせて、電車で図書館に行ったり、博物館に連れて行ってくれることもあります。



ちなみに軽食は野菜スティックや、市販のスムージー、サンドイッチなど簡単な物を持たせます。
昼食
11時ごろに昼食になります。
昼食は外部から料理を運んでもらい、毎日日替わりです。
メニューは炭水化物、肉や、魚、サラダが摂れるようになっていますが、日本の方が美味しいだろうなといつも思います。
ちなみに今日の娘のメニューは、チキンのトマトソース、ライス、サラダでした。


お昼寝
昼食の後はお昼寝の時間があります。
みんなで部屋に簡易ベッドを並べ、先生に絵本を読んでもらったりするそうです。
でも5,6歳になるとお昼寝をしない子も多いですから、そういう子たちは別室で静かに遊ぶ事になります。
おやつの時間
14時頃におやつの時間になります。
こちらも食堂に行き、皆で食べます。
おやつは、スムージーや、ライ麦クラッカー、フルーツ、ヨーグルトなど日替わりで出してくれます。
午後の外遊び
おやつの後はお迎えの時間まで外遊びをします。
午後の外遊びは園庭で通常の遊具の遊びに加え、冬にはソリをしたり、夏には水遊びをしたり。
お迎え
15時くらいからお迎えに来る親御さんが増えます。
娘のPäiväkotiは17時までなのでそれまでに迎えに行きます。
お迎えに行くと、担任の先生が「その日、どんな風に過ごしたか、何をどれくらい食べたか」など娘のPäiväkotiでの様子を教えてくれます。
そして荷物をロッカーに取りに行き、先生に「さようなら」して帰宅します。
Päiväkotiでのお勉強
Päiväkotiでは簡単な「お勉強」をします。
しかし、お勉強と言ってもワークブックを使った日本のような座学ではなく、おもちゃやゲームなどを使って遊びを通してフィンランドでは学びます。
アルファベットの読み方や、数字、英語や、フィンランド語が母国語じゃない子の為にフィンランド語を教えてくれます。



子供同士や先生も、「これは日本語でなんて言うの?」なんて良く聞いてくれるみたいで、娘も得意そうに答えるようです。
タブレット端末で遊びながら学ぶ
フィンランドではICTスキルに力を入れている事もあり、タブレット端末を使ってゲームをしながら楽しく文字や数を覚えたり、絵を描いたりする”お勉強”をします。
芸術、サイエンス系Päiväkoti


娘の通っているPäiväkotiは先ほどもお伝えした通り、芸術、サイエンス系です。
他のPäiväkotiよりも絵の具だけじゃなく、野菜や果物を使って絵を描いてみたり、色を混ぜて実験したり、石や葉っぱを拾ってきて顕微鏡で観察したりといった事を沢山します。
また、宇宙についても教えてもらっているのか、とても興味を示しています。
家から一番近いからという理由で入れたPäiväkotiでしたが、結果的にいろいろな物に興味を示してくれ、経験させてもらえているので良かったなと思っています。
まとめ
フィンランドの保育園では、日本のように待機児童問題は深刻ではないので、入れようと思ったら結構すぐに入れることが出来るようです。
また、料金も親の収入によって変動する仕組みで、娘は私立に入れていますが多少公立よりは高いものの、そこまで大きな料金の差はありませんので助かっています。
基本的にはゆるく自由な雰囲気で、娘も私もとても満足しています。
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