こんにちは!
フィンランド在住10年、寒さにまだ慣れないもっちーです。
極寒の冬、フィンランド旅行や移住が決まったら何を着ていくか迷いませんか?
特に冬の北欧は寒さが厳しいので現地の人はどんな服装をしているのか気になりますよね。
日本では「オシャレは我慢」と言われることがあります。
私はフィンランドに移住したのが冬でした。
移住した当初は、日本仕様の防寒着を「ちょっとくらい我慢我慢」とマイナス20度の中で着ていました。
今考えると信じられないくらい寒い格好に、「よくそんな靴履いてたな」と思うような底がツルツルの靴を履き、場違いな服装で数年過ごしていました(笑)
今はちゃんと天気、気温に合った服装をしているのでどんなに寒い日でも外出できます!
ポイントを押さえれば快適に過ごせますよ♪
今回は、冬(10月~3月)のフィンランドでの服装を紹介します。
この記事はこんな方におススメです
- 現地の人は冬、どんな服を着ているの?
- 日本の服って現地で浮かないかな?
- どんな靴を持っていけばいいかな?
- ラップランドのアクティビティでの服装が知りたい!
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もくじ
フィンランドの冬の気候をチェックしておこう
フィンランドの冬は12月から2月ですが、私の住んでいるヘルシンキは10月下旬には毎年初雪が降るので、感覚では10月下旬~4月上旬までが冬です。
一年の約半分が寒い冬と考えると、とても長いですね。
でも、しっかりとその天候、気温に合わせた服装をしていたら大丈夫です!
マイナス20度でも全く心配いりません♪
フィンランドの冬の気温
フィンランドの冬の気温はここ数年温暖化の影響なのか、気温、降雨量、降雪量が例年通りにはいかずバラバラで、予測できない状況にあるそうです。
私が移住した10年ほど前のヘルシンキの冬はマイナス20度前後の日が多く、これぞフィンランドと言う寒さでした。
しかしここ数年は暖冬でマイナス5度前後の日がだらだら続く感じです。
それでも一番寒くなる1月や2月はマイナス20度前後の日が数日から数週間ありますが、以前と比べると大分温かくなった感じがします。
ラップランドの方では、ヘルシンキよりも気温が低くなり、マイナス20度から30度になる事もあります。
ちなみに、、、
フィンランドは気温の差が激しく、たった1日で20度近くの気温差になることが普通です。
例えば、昨日はマイナス5度だったけど今日はマイナス20度!
なんてことは日常茶飯事です。
フィンランド旅行の際、服装も気温差に対応できるように工夫する必要があります。
気温と体感気温の関係
寒さは気温だけでは決まりません。
風の強さや湿度をチェックする事もとても重要です。
風や湿度があると、それだけ寒さを感じやすくなりますからね。
マイナス10度以下の日に風が強いと、顔に針が突き刺さるような痛さを感じます。
「寒い」と言う感覚ではなく、「痛い」と感じます。
逆にマイナス15度でも風が無ければ結構余裕です!
冬のフィンランドの服装|ヘルシンキではこう着る!
フィンランドの冬の服装は、何をするのかによっても変わってきます。
例えば、ヘルシンキの街でショッピングや街歩きをするのと、ラップランドでトナカイのソリツアーに参加するのでは服装は違ってきます。
まずは、ヘルシンキで街歩きの時の服装を見ていきましょう。
ヘルシンキで街歩きする時の服装とポイント
平均してマイナス5度~マイナス20度くらいになるヘルシンキ。
ヘルシンキのショッピングセンターやお店はかなりしっかりと暖房が効いていています。
お店の中にジャケットを着たままずっと居ると、汗をかいてしまうくらいなので、サッと脱ぎ着できる重ね着がポイントです。
ヘルシンキで街歩きする時の服装|靴と靴下
滑り止めや、撥水加工のフラットなスノーブーツに厚手の靴下が必須。
天候にもよりますが、雪が溶けてシャーベット状になっていたり、道が凍ってつるつるになっていたりと足元には十分注意が必要です。
フィンランドでは道が凍ると砂利を撒いてくれますが、間に合わずにスケートリンクのような道を歩くこともしばしば。
私は滑り止めのスノーブーツを履いていても年に1回は滑って転んでいます。かなり痛いんですよね。
特に年配の方ですが、このような靴に滑り止めを付けている人も良く見かけます↓
リンク
私はカナダブランドの【SOREL】のブーツを愛用しています。
撥水加工がしっかりしていて水がしみてくる心配なし!
普通の靴下1枚でも十分温かく、マイナス10度くらいならつま先が凍る事もないのでおすすめです。
私はいつも街歩きには「SORELのライリー 」を愛用しています。
こちらのカリブーは街歩きと外でアクティビティをする時にも使える完全雪国仕様のブーツ。
長持ちするので1足持っていると安心です↓
雪多めなアクティビティの時は「SORELのカリブー」。
靴下は、SORELのようなスノーブーツを履く場合は、普通の靴下でも大丈夫ですが、
長時間外を歩く場合は、普通の靴下に厚手のウールソックスを重ね履きするとより安心。
ヘルシンキで街歩きする時の服装|ボトムス/パンツ/スカート
ボトムスでおすすめは、ジーンズなどの下にタイツまたはレギンスを重ね履きする服装です。
街歩き程度であれば、薄手のタイツにジーンズで問題ないです。
ジーンズ一枚だけだと寒さが肌に突き刺さります。
裏起毛のジーンズでもOK!
スカートはフィンランドの冬には向きませんが、スカートの下に厚手のタイツやレギンスを履けば大丈夫かも。
ヘルシンキの街歩きで周りの方々を見ていると、スノーパンツを履いている人が多いです。
「おしゃれよりも防寒!」という方は、スノーパンツは全然ヘルシンキで浮いたりしないので安心してください。
ヘルシンキで街歩きする時の服装|トップスは重ね着が大切
冬のヘルシンキで街歩きする時の重ね着例
- 下着
- 長袖の肌着
- ニット
- 薄手のウルトラライトダウンまたはダウンベスト
- 厚手のダウンジャケット(マイナス20度に対応)
- 薄手のマフラー
服装のポイント
- ウルトラライトダウンはかさばらないし、脱ぎ着しやすいので必須
- ダウンジャケットの中に薄手のダウンジャケットを重ね着する事でどんな寒さも安心!
- ウールコートは寒すぎて使えません。ダウンジャケット必須。
必ず腰が隠れる丈、フードにファーがついているジャケットにしましょう。
- マフラーは薄手のものをジャケットの中にINします!
アウターのジャケットは日本のおしゃれな服屋さんに売っているダウンジャケットではなく、アウトドア用の撥水加工になっているものがおすすめ。
冬は天気が悪いことが多く、雪で濡れても大丈夫なジャケットが良いです。
アウトドア用のジャケットは値は張りますが、やっぱり温かさが全然違います。
私は、これまたカナダブランドですが(笑)
【カナダグース】のジャケットを愛用しています。
本当に暖かくて、カナダグースのジャケットならダウンの重ね着はいらないです。
「カナダグースのダウン」は極寒フィンランドでも最強!
日本ではジャケットについているフードってただの飾り程度という認識をしている人も多いと思います。
が、フィンランドでジャケットのフードはかなり重要です!!
さらに飾りの飾りと思っているファーは結構防寒に一役買ってくれています。
ヘルシンキで街歩きする時の服装|手袋と帽子
帽子は耳まで隠れるニット帽にジャケットのフードを被るので、なんでも大丈夫です。
手袋は、厚手のミトンがおすすめ。
5本指のものよりミトンの方が暖かいです。
冬のラップランド(北極圏)でアクティビティに参加する時の服装
ラップランドでは雪に触れる事が多いので、アウターは撥水加工になっているものを選びましょう!
冬のラップランド(北極圏)の服装|靴と靴下
靴は「ヘルシンキの街歩き」でも紹介したSORELの「カリブー」のようなスノーブーツが必須。
カリブーは、マイナス40度に耐えられるように作られていてどんな極寒の地でも安心です。
雪多めなアクティビティの時は「SORELのカリブー」。
靴下は、厚手の靴下にウールソックスを重ね履きします。
冬のラップランド(北極圏)の服装|ボトムス/パンツ/スカート
厚手のタイツまたはレギンスの上にスノーパンツを履きます。
他の選択肢はありません。
冬のラップランド(北極圏)の服装|トップス
肌の水分を外に逃がして体を暖かく保つポリエステルやウール、シルク、または2層素材のものがおすすめ。
その上にウール素材のものを重ねると水分はうまく逃げていきます。
綿は汗をかいたときに湿ってしまうのであまりお薦めしません。
ヘルシンキの街歩きの時の服装からセーターを厚手に変える、フリースをプラスするなどしましょう。
ジャケットは「ヘルシンキの街歩き」でも紹介したカナダグースのダウンジャケットが機能面とファッション性で最強だと思います。
「カナダグースのダウン」は極寒フィンランドでも最強!
冬のラップランド(北極圏)の服装|帽子と手袋
帽子は、厚手の耳までしっかり隠れるニット帽にジャケットのフードを被る。
気温によっては、フードの上から厚手のマフラーをグルグルに巻いて口元まで覆ってしまうと温かいです。
手袋はスキーまたはスノボ用の撥水加工された厚手のミトン。
ラップランドでは雪を触る事も多いと思うので、撥水加工された手袋が必須です。
ニットの手袋は雪がくっついて室内に入るとそれが溶け、びしょびしょになります。
冬のフィンランドはリフレクター(反射板)を持ち歩くべし!
冬のフィンランドは日照時間が短く、天気の悪い日が多い為、基本的に暗いです。
そんな暗い時に真っ黒な服を着て歩いていると、車を運転している側から歩行者が見えずらくて危ないことがあります。
実際に在フィンランド大使館からの情報で、日本人観光客が冬の暗い時に横断歩道を渡っていて車にひかれてしまった事故がありました。
そんな時にかばんやジャケットに光を反射するリフレクター(反射板)をつけておくと安全なので、忘れずに日本から持ってくるようにしましょう。
以下のような反射板をネットで簡単に購入することができます。
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【まとめ】冬のフィンランドでの服装は重ね着がポイント
フィンランドの冬の服装ポイントまとめ
- 重ね着
- 脱ぎ着しやすい服
- アウトドア用の撥水加工付きダウンジャケット+ファー付きフード
- マフラーはジャケットの中にIN!
- 滑り止め、撥水加工のスノーブーツ
- 耳まで隠れるニット帽
- ミトン型の手袋
とにかく寒さには重ね着と、風を通さない撥水加工のジャケットがとても重要です。
今回ご紹介した服装で私はフィンランドの極寒の冬をすごしています。
もし参考になれば嬉しいです。
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