こんにちは!
皆さんは病院ってよく行きますか?
- 怪我
- 発熱
- 体の不調
などで病院に行ったりしますよね。
でも、フィンランドでは病院、特に専門医に診てもらうのはかなり大変なんです!
フィンランドは社会保障が整っている福祉大国と知られていて、中には『フィンランドは医療費が無料!』、『老後も心配なし!』なんて間違った情報が流れていたりします。
なので、今回はフィンランド在住の私が実際にフィンランドで医療を受けてみて感じた実態を紹介したいと思います。
フィンランドの病院は数か月待ち!?

各自治体が運営している医療センター(Terveysasema)と病院(Sailaara)の2つが、公立病院と言われるものです。
医療センターは町の診察所のような役割で、ここで診察した結果、手術や出産、レントゲンや超音波検査などを行う高度な専門医療が必要な場合は紹介制で病院へ案内されます。
医療センターへ行く際には、予約を取るのですが、以前は電話のみの受付だったため、『予約したいのに一日中電話が繋がらない』なんんてことが頻繁にありましたが、最近ではネットで予約出来るようになってかなり便利になりました!
しかし、フィンランドで公立病院に行きたい時は注意が必要です。
急ぎではない症状だとかなり待たされます。
急ぎではない症状の例
- 風邪で高熱
- 以前からあるアトピーが悪化
- 我慢できる痛みと不快感など
我慢できる痛みも人それぞれ違いますが、私は以前胸のあたりが寝返りを打てないほど痛い事が続いて病院に連絡したら、3か月待ちと言われてショックだったことがあります。
『この痛みでも3か月待ちなの?』と。
私が実際に経験した診察までの待ち時間
急ぎではない症状: 2~3か月待ち
歯科検診&クリーニング: 半年待ち
子供の眼科初診まで: 4か月待ち
フィンランドの医療システムは上記で説明した通り、まず市の医療センターに行きます。
そこで治療が出来ない場合に専門医を紹介してもらうのですが、市の医療センターで診てもらうまでに急ぎではない症状の場合数か月待ち。
そしてやっと医療センターで診てもらえたと思っても、次の専門医までも数か月待ちなんてことがザラです。
日本では風邪で熱が出た時でも病院にいったりしますが、フィンランドではどうせ『様子見てください』で終わるので風邪くらいじゃ病院にいきません。
子供の発熱も同じくです。
子供が熱を出すと心配になりますが、フィンランドでは3日は様子見でそれでも熱が下がらなければ医療センターに行きます。
大人の風邪の場合は、仕事や学校を休むために診断書が必要な場合に行くといった感じです。(通常3~5日間は診断書なしで休める)
骨折などの緊急診療でも待たされる
『どうしても今日診てもらいたい!!』という状況もありますよね。
そういう時はどうするのか。

医療センターに直接行って番号札を取り、ひたすら待ちます。
我が家の夫の話ですが、趣味のスポーツで頭をぱっくりと切ってしまったことがありました。
縫ってもらわないといけなかったのでもちろんすぐに病院に行きましたが、番号札を取ってまず看護師さんに診てもらうのに数時間待ち。
さらに、医者に診てもらうのに5時間待ちと言う恐ろしい待ち時間でした。
骨折した時も、同じような待ち時間でとにかく待たされます。
フィンランドでは怪我や病気には日本以上に注意しなければいけません。
フィンランドの医療費は無料ではない!



福祉大国フィンランドは学校も医療も無料なんでしょう?
なんてよく記事を見かけますが、実際には医療費は無料ではありません。
無料なのは、18歳未満の子どもだけです。
また妊婦もネウヴォラ(母子のための診察所)でかかる検査や診察代は無料ですが、これ以外の一般的な治療などにかかる費用は全て支払います。
産後の入院費も私の場合3日で250ユーロ程支払いました。
2022年フィンランドの医療費
サービス | 医療費 |
---|---|
看護師訪問 | 無料 |
医者診療 | 1回の料金は最大20.90ユーロ |
緊急診療 | 最大28.70ユーロ |
病欠証明書発行 | 無料 |
歯科衛生士による治療 | 最大基本料金10.30ユーロ |
歯科医による治療 | 最大基本料金13.30ユーロ |
専門の歯科医による治療 | 最大基本料金19.50ユーロ |
上記料金に加えて検査費などが掛かる場合あり。
サービス | 医療費 |
---|---|
外来診療 | 1回の訪問あたり最大41.80ユーロ |
日帰り手術 | 最大135.90ユーロ |
リハビリテーション | 1トリートメントあたり最大11.60ユーロ |
参考: Sosiaali ja terveysministerio
私立病院は高額だけど待ち時間なし!
お金に余裕のある人は私立の病院に行くとすぐに診てもらえます!
これは民間企業が運営している病院で、電話またはネットで予約をすればすぐに診察してくれます。
担当の医者を選ぶこともできます。
フィンランドの私立病院
しかし問題は医療費です。
フィンランドにも国民健康保険のようなシステムがあり(社会保険庁=通称KELA)、この保険が適用されますがそれでも高い。
以前、子供の指の怪我ですぐに診てもらいたかったので私立病院に行ったときは、診察と手当で約200ユーロ掛かりました。
眼鏡を作るための眼科検診は30分で約160ユーロ掛かりました。
一般的にフィンランドで私立病院に行く人が多いのは歯科診療です。
歯の痛みを耐えながら生活するのは大変なので、高くても早く診てもらえる私立に行く人が多いです。
その場合も150ユーロ~といった具合にかなり高額です。
※公立病院で親知らず抜歯の体験談を書いています↓


【まとめ】健康には気を付けよう!
フィンランドで病院にかかるには、『安いけど待ち時間が長い公立病院』へ行くか『高いけどすぐに診てもらえる私立病院』へ行くかの選択を毎回しないといけません。



フィンランドでは気軽に病気になれないので、日本にいた時よりも健康に気を付けて生活するようになりました!
そのため、フィンランドではサプリが大人気!
私自身も数種類毎日摂っています。
サプリは効果ないと言われたりしますが、実際私には効果抜群だったりするので侮れません。
フィンランドで必須の『ビタミンD』サプリは
日本でも近年注目されている
これまで日本ではビタミンD不足が話題になることは少なかったのですが、欧米型の食生活や、自粛生活などで紫外線を浴びる機会が減ったことで、近年日本でもビタミンD欠乏状態の女性や乳幼児が増えています。
「ビタミンD」は、太陽(紫外線)を浴びることで身体で合成できる栄養素でもありますが、
日本⼈女性は念⼊りにUVケア(紫外線予防)をすることが多く、日光によって合成されるビタ
ミンDも不足しがちです。



美しいお肌の為に日焼け止めは欠かせないですからね!
ビタミンDは免疫、脳、骨、筋肉などのさまざまな部分で重要な役割を果たしているため、不足すると感染症などの発症リスクが高まります。
意識して食事やサプリメントでビタミンDを補うことが大切なんです。


この「D3プラス葉酸グミ
一般のサプリと違いグミタイプなのでおやつと同じ感覚で食べられるのが嬉しい。
- 妊婦さん
- 日焼け止めが欠かせない方
- 魚を食べる機会が少ない方
- 子供も(フィンランドでは0歳からビタミンDのサプリを与えます)
食べやすい小粒のグミで必要な栄養素が無理なく接種できます。


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最後まで読んでくださりありがとうございます!
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