もっちーの北欧ライフ
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こんにちは！
フィンランドの卒業シーズンは春も終わりに近づいた５月末にやってきます。
この時期には５月１日のメーデー(フィンランドではVappu/ヴァップ)や、春から夏への移り変わりでフィンランドの景色がより一層美しくなるのも相まって、フィンランド中でお祭り気分満載です！
今回、夫のいとこの女の子が高校を卒業したという事で、パーティに招待して頂きました。
フィンランドで初めての「高校卒業パーティ」、どのような感じだったのかご紹介したいと思います。
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フィンランドの高校卒業試験は2回あります。
1回目は秋に行われ、その後学生たちは春に実施される卒業試験に向けてそれぞれ準備に専念します。
この試験がかなり厳しいようで、記述中心の総合的学力が問われるものなのです。
そして、これにパスしないと高校を卒業したことにならないので皆必死です。
試験終了後、合格したら5月に高校を卒業する事ができます。
この試験に合格すると、高校卒業資格として「ウリオッピラスラッキ/Ylioppilaslakki」という白い帽子をかぶることができます。
この帽子をかぶる事をフィンランド人はとても誇らしく思っていて、卒業後には親戚や友人などを家に招待して盛大にパーティをします。
５月１日のVappu/ヴァップには学生だけじゃなく、大人もこの白い帽子をかぶる
ヴァップの日になると、高校生だけではなく大人たちもこの帽子をかぶって街を歩くのが恒例。
1810年から始まったこの帽子の伝統は、かつては教育を受けた証として上流階級のしるしだったそうです。
今では、高校を卒業する人の数が増え、その意味は消えたかもしれませんが、それでも正規の教育を修了した印として皆がこの帽子を誇りに思うのは、教育大国のフィンランドらしいですね。
今回高校卒業した主役は、我が家の夫のいとこの女の子「ネッタ」ちゃん。
「ブログに写真載せてもいい？」と聞くと、快く「OKよ～！」と返事をしてくれました。
将来、飛行機の客室乗務員になって世界中に行ってみたいと話す彼女は、１８歳と思えないくらい大人っぽい。
フィンランドの18歳はどの子もとっても大人っぽくてびっくりします。
この日のパーティは、ネッタちゃんのご自宅で行われました。
フィンランドの高校卒業パーティにはしっかりとドレスアップして行くのが決まり。
男性はスーツに、女性は華やかなワンピースが定番です。
招待されたゲストは上記写真の様に、バラの花、お祝いカード、現金(プレゼント)を持参するのが一般的です。
フィンランドでは、プレゼントに現金を渡すことが結構多くて、移住したばかりの頃はとても驚きました。
現金をプレゼントとして渡した場面
以前フィンランドのニュース記事で読んだのですが、最近のフィンランド人達は「プレゼントは現金やLahjakortti(特定のお店で使えるカード)で受け取る方が嬉しい」と調査で回答していました。
もっちー確かに、現金なら自分の好きな事に使えますからね。
バラはすぐに花瓶に飾られます。
卒業パーティでは皆さんバラバラに好きな時間に来て良い事になっていて、夕方にはこの花瓶もバラで一杯になっていました。
高校卒業パーティではご両親が手作りで料理を作られる事もあるようですが、今回はケータリングサービスを使用。
全てのお料理がとても美味しかったです。
日本人の私が来るので、お寿司も用意してくださいました。
お寿司には「ガリ」も付いていたのですが、フィンランド人は誰も食べないと言っていたので、ガリ大好きな私が全て頂きました(笑)
高校卒業の証の白い帽子(ウリオッピラスラッキ/Ylioppilaslakki)がお菓子になっています。
中身はマカロンで、サクッと軽く、いくらでも食べられるくらい美味しかったです。
ケーキにも白い帽子が飾られ、お祝いムード全開のケータリング料理でした。
食事をしながら親戚の皆さんとお話したり、お庭でゲームやフリスビーをしたりと賑やかに過ごしました。
初めましての方や、お久しぶりの親戚の方まで入れ替わりいらっしゃるので挨拶に大忙し。
久しぶりの夫のいとこT君が有名なyoutuberになっていたり、別のいとこが破局していたり、またまた別のいとこが海外に移住していたりと驚きのニュースも沢山でした。
天気にも恵まれ、フィンランドでの初めての「高校卒業パーティ」はとても良い思い出になりました。
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