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もっちーの北欧ライフ

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もっちー
北欧フィンランド在住10年。

旅行が大好きでフィンランド人の夫とも旅行中に知り合い、そのまま移住。

・旅行好き(海外30か国以上)
・フィンランドの元ツアーガイド
・30代主婦、1児のママ、柴犬♡

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気になる!フィンランドの小学校の教育制度|特徴や一日のスケジュール、宿題の実態など

フィンランドは世界的に有名な教育大国なのはよく知られていますね。

プレスクールから大学まで授業料無料だったり、2021年に義務教育が高校まで引き伸ばされ、みんな平等に教育を受けられる環境作りをするフィンランド。

私立の学校は存在せず、基本的には家の近くの公立学校に通います。

もっちー

我が家にも小学生の子供がいて、フィンランドの現地校に毎日通っています。

今回は、娘の学校の先生に少しお話を伺ったので、こちらを参考にしてフィンランドの小学校の教育制度やカリキュラム、そしてそれらが生んでいる教育の質の高さなどについて紹介します。

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もくじ

フィンランドの小学校の特徴

フィンランドの小学校は、教育制度が優れてるって聞くけど本当なの?

日本の学校と比べると、どこがどんな風に違うのか気になる所ですよね!

フィンランドの小学校の特徴について下記の3つに分けて紹介します。

  • 教育制度
  • カリキュラム
  • ICTを取り入れた学習

フィンランドの小学校の教育制度

通常7歳から始まるフィンランドの学校では特に、プロジェクト学習や子供に合わせた自由な学習が取り入れられており、生徒たちが個性を伸ばすことができる環境が整っています。

例えば、教師は生徒たちの興味やスキルに合わせてカリキュラムを調整し、生徒たちが自分のペースで学習を進めることができるようにします。

数学の時間に子どもたちが課題に集中して楽しんでいれば急遽、次の時間も続けて数学の時間にしたり、臨機応変に子供たちの様子をみて自由に学習内容を調節する。

もっちー

我が子の学校には細かく授業内容を決めた時間割が存在せず、最初は驚きました。(時間割がある学校もあります)

また、日本と比べるとプロジェクト学習がかなり多いのがフィンランドの学校の特徴かもしれません。
このプロジェクト学習では、生徒たちがグループで課題を解決し発表することで、コミュニケーションスキルや協力することができる能力を養っているとか。

私がフィンランドで学校に通っていた時もプレゼンが頻繁にあり、日本であまりこういうプレゼンの授業って少ないので、毎回心臓バクバクで辛かったですね。

学習の成果の評価に関しては、テストだけでなく、日常的な学習やプロジェクトなどでも評価されます

例えば、生徒が書いた作文や、グループで作ったプレゼンテーションなども評価の対象になります。

フィンランドにはテストが無いと思われがちですが、全国統一テストみたいなのは無くても、クラスごとにちゃんと理解したかを測る小さいテストはちょくちょくあります。

フィンランドの小学校のカリキュラム

フィンランドの小学校の教科書とワークブック

フィンランドの小学校のカリキュラムは、基本的な知識やスキルを習得することに加えて、生徒たちが自己表現や創造力を伸ばすことができるように設計されています。

例えば、国語、算数、理科、社会などの基本的な教科のほか、音楽、美術、体育などの美的教養や、外国語学習自然環境、文化、宗教などの周辺科目があります。

これらの教科は、プロジェクト学習やフィールドワークなどの活動を通じて学びます。

フィールドワークでは、学校の教科書や教室で学んだ知識を実践的に活用することができるので、生徒たちにとって非常に有意義な学習になります!

例えば、社会の教科では、地域の現状を調査し、地域開発に関するプロジェクトを行ったり、美術の教科では美術館や博物館を訪れ、アート作品を見学し、自分の作品を制作したりします。

語学学習に力を入れている

言語学習に関して、フィンランドの小学校では1年生からフィンランド語、英語に加え、小学3、4年生になるともう一つの選択言語を学ぶ機会が与えられる。

日本人の私としてはフィンランド語と日本語でいっぱいいっぱいなのに、フィンランドの子供たちはすごいなーと思います。

我が家の子供も現在、

  • 日本語
  • フィンランド語
  • 英語

を学んでおり、それに加えてこれから選択言語も学ぶことになるので、大変そうだけどいい環境ですよね。
「フィンランドでは語学がとても重要」という事が分かります。

フィンランドは、国際的なビジネスや文化交流が多い国で、語学教育は国際社会に適応するために不可欠
フィンランドはEU加盟国の一つで、欧州の他の国との交流も重要になってくるため、英語やドイツ語などの外国語を小さいうちから学ぶことが求められています。

フィンランドの小学校|ICTを取り入れた学習

フィンランドの小学校では教室に大きなスクリーンやモニターがあり、ICTを活用した学習を取り入れています。

元々は、フィンランドも黒板と紙で授業を行なっていましたが、「これからの時代は情報を活用する力が求められる」として、10年以上前から授業にICTを用いて行われるようになりました。

ICTって何?

ICTは、情報通信技術のこと。
ICTは、コンピュータやインターネット、携帯電話などをはじめとする様々な機器やサービス、そしてそれらを活用したビジネスやサービス全般を指します。
ICTは、人々の生活やビジネスのあらゆる面において、より豊富で効率的な情報を提供することで、社会全体の発展に貢献しています。

ICTを利用した学習には、次のようなメリットがあります。

  • より豊富な情報を得る: 生徒たちはさまざまな情報を簡単に収集することができる。
  • 学習スタイルを多様化: 個々に合った学習スタイルを選ぶことができる。
  • 学習効率を向上する:学習にかかる時間を短縮することができます。
  • コミュニケーション能力を養う: 距離や時間にとらわれずにコミュニケーションをすることができる。これにより、グローバルな視野を持つことができるようになります。
  • 創造力を養う:新しいアイデアを生み出すことができ、創造力を養うことがきる。

娘の学校での例をあげると、国際色豊かなクラスメイトの国について知る為に、インターネットを活用してその国について調べたり、動画で生の現地の映像を見たりして楽しく勉強しているみたいです。

他にもプログラミングの基礎を学ぶためにゲームを取り入れていたり、「Kahoot」というオンライン上のクイズで楽しく知識を身につけています。

楽しく学ぶ」という事を大事にしているフィンランドの教育は、小学生の子供を持つ私もすごく実感しています。

昔学校にいやいや通っていた私は、毎日楽しそうに学校に行く娘を見て正直驚いています。
毎日学校での出来事を楽しそうに報告してくれ、一度も「学校が嫌だ」と聞いたことがありません。

もっちー

もう少し年齢が上がれば分かりませんが、今のところフィンランドの教育には満足しています!

フィンランドの小学校の教師と生徒数について

フィンランドの小学校教師になるのは難しい!

フィンランドでは教師は人気の職業です。
社会的地位も高く、医者や警察などと同様にすごく尊敬される職業になります。

フィンランドで教師になるためには、教育学の修士号取得が資格要件で、倍率も高くかなり難しいと言われています。

フィンランドの大学や学校では現場実習がかなり多く、教師も15週間から21週間の実習が必須となっている。

もっちー

以前私が通っていた学校にも教育実習の先生がいました!

見ていて感じたのは、実習で教えてもらっているというよりも、担任の先生とチームになって一緒に授業を進めていました

担任の先生が体調不良で休みの時は代わりに授業をしたりと、「本当に教育実習なの?」と疑うほどしっかりと授業をして下さり、フィンランド教育スゴイと思いました。

教師は学校組織の中でも重要な役割を担い、教育方針の立てかたや教育の質の向上などを担当しています。
授業の時間についても、国の基準で「1年生のこの科目は週に〇時間」と決まっていますが、細かくは決まっていない。

  • どう教えるか
  • 算数の中でもどの計算に比重をかけるか

など、これらは教師に一任されている。

フィンランドの働き方について詳しく知りたい方はコチラもどうぞ↓

フィンランドの小学校教師の給料

そんなに高学歴が必要なら小学校教師は給料もいいんじゃない?

と思うかもしれませんが、平均月給3,000ユーロ(42万円/1ユーロ140円)程度のようです。
参考:/https://duunitori.fi/palkat/esikoulunopettaja

給与はもちろん教師の経験や資格によって異なりますが、ベテラン教師でも年収800万円ほどと聞いたことがあります。

ここから税金などもろもろ引かれるので、フィンランドの小学校教師の給料はあまり高くない

それでも給料だけでなくフィンランドの教師には、仕事の裁量権長期休暇(夏休み約2か月他)、教育研修などが提供されていることで、魅力的な職業とされています。

1クラス当たりの生徒数は?

フィンランドの小学校の一クラス当たりの生徒数は、学校や地域によって異なりますが、一般的には10人から多くて30人程度です。

フィンランドは人口の少ない国の一つで、地域によっては小規模な学校がすごく多い。
我が家の子供の小学校は、クラスの生徒数は18人で、クラスの先生は2人。

フィンランドの小学校ではクラスに2人の先生がいて、一人の先生がメインで授業を進めて、もう一人の先生は子供たちのサポート役です。

フィンランドの小学校では、クラス分けを行わないので、同じ年齢の子供たちが一つのクラスで学びます。

これだけ少人数のクラスだと、お友達も少なくなっちゃうかな。

と親としては心配する所ですが、週に何度か違う学年の子供達とも一緒に授業を受けたりするらしく、年齢の違うお友達も沢山出来ました!

フィンランドの小学生|一日のスケジュール

フィンランドの小学校の体育館
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登校時間

フィンランドの小学生の登校時間は日によってバラバラ。
一時間目から始まる時は、朝8時15分に登校します。

我が子の場合は、一時間目に登校するのは一週間に1度だけで、後は2時間目の9時からとかなりゆっくりな登校。

選択科目によって同じクラスの中でもグループによって登校時間が違ったりします。

フィンランドの学校では、早く学校についても始業時間になるまで校舎に入れないので、特に寒い冬、子供たちはギリギリの時間に登校します。(学校によっては早く入れるところもある)

中にはすごく早く来ている子もいるようですが、氷点下の中、外で待つのは大変そうだといつも思います。

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授業開始

先生による楽しい授業を受ける♪

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休憩時間

休憩時間は基本的に校庭に出て遊びます。
高学年は校舎に残ってもよいというルールがある。

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お昼ご飯

11時ごろになるとクラスごとに食堂へ行き、ランチタイム!
フィンランドの給食は、ビュッフェスタイルで、自分で食べきれる分だけ持ってきて食べます。
ちなみに無料

昼食の内容は、日本の学校給食と比べると非常にシンプル。
じゃがいもやご飯、パスタなどの炭水化物に、お肉や野菜の入ったソースをかけて食べる事が多い。
さらに、サラダやフルーツが出る。
飲み物は水か牛乳。

子供によると、当たりハズレがあるらしく、ハズレの日は「プーロ」と呼ばれるオートミールの日なんだとか。

確かにオートミールじゃ物足りない気がします。

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午後の授業

昼食後はまた教室に戻って授業を受けます。

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帰宅時間

小学低学年の我が子は一日4時間なので、9時登校の日は13時15分に帰宅、8時15分登校の時は12時に帰宅になります。

その後、小学1年生と2年生までは「イルタパイヴァ ケルホ」といって、日本でいう学童みたいな場所で夕方16時~17時まで過ごすことも出来ます。

有料になりますが、親が仕事で家にいなかったりする場合に便利。

もっちー

日本の小学校に比べるとずいぶん授業が短いので、これで本当に勉強が十分なのか不安になりますが、フィンランドの教育を信じて任せています!

フィンランドの小学生の宿題

算数のワークブック

よくフィンランドの学校には宿題が無いと思われがちですが、毎日宿題は出ます

学校にもよると思いますが、少なくとも我が子の学校の場合は毎日何かしら簡単な宿題をやるようにと言われています。

宿題内容は例えば、

  • 国語の教科書の音読
  • 算数のワークブックの問題2問程度

量は少ないですが、毎日家で宿題をやって勉強の習慣をつけるのが目的だそうです。

しかし、夏休みやクリスマス休暇などの長期休暇には宿題は全く出ません
この休みの時は、しっかりと休んでしっかりと遊ぶことの方が重要視されているようです。

フィンランドの夏休みの過ごし方はこちら↓

ちなみに、フィンランドでは教科書や文房具も無料です。
教科書は貸出制で学年が上がった時に返却し、算数などのワークブックはもらえます。
文房具に関しては、自分の筆箱を持って行ってもいいし、学校にあるものを自由に使ってもいい。

フィンランドの小学校の遠足

フィンランドの小学校では年に数回遠足があります。

学校によっては、体育の時間の代わりに毎週金曜日が遠足で、どこかに出かけるというところもあります。

遠足で行く場所は、我が家の子供の通っている学校の場合、以下のような場所に出かけています。

  • 子供用コンサート
  • 博物館
  • 科学
  • アイススケート
  • クロスカントリースキー…など

一番多いのは森ですね。
森を歩き、みんなでピクニックをして帰って来るというのが多い。

ピクニックへ行く場合、日本だとお弁当持参させる学校が多いかもしれませんが、フィンランドでは全て学校が用意してくれます。
日本のようなお弁当ではないですが、サンドイッチにヨーグルト、フルーツなどを持たせてくれます。

家庭からは、食べきれる小さいお菓子と水筒を持っていきます。
水筒は空で持って行って、学校でジュースを入れてくれます。

フィンランドの学校は親の負担が少ないのですごく有難い!!

フィンランドの小学校の終業式

フィンランドでは、6月に一学年が終わります

「Kevät juhla/ケヴァットユフラ」、日本語では「春のパーティ」と言う名の終業式を行います。
娘の学校では毎年校庭で行われ、保護者も自由に参加できる。

プログラムは1時間程度で、クラスごとに歌を歌ったり、個人で何か得意な事を発表するのが決まりになっている。

終業式のプログラム例
  • あいさつ
  • 子供達による歌やダンス、ピアノ演奏など
  • 校歌斉唱
  • 校長のあいさつ
  • 成績表の授与
  • その年の優秀者を発表
  • アイスクリームを食べる

日本のようにカチッとした式ではなく、ゆるーく楽しむリラックスした雰囲気のパーティと言った方がしっくりきます。

ダンスや歌、演奏なども、みんなの前で発表となれば、ある程度形になっている事を求めがちですが、娘の小学校の場合、音楽だけが流れていて歌うはずの人がつったっているだけとか、バンド演奏は各自バラバラのリズムで演奏していて何が何だかわからないとかは当たり前です。。。(笑)

1年間頑張った人には現金が配られる

これもフィンランドの小学校で驚いた事ですが、1年間頑張った人には現金が配られるんです。

娘のクラスの場合、4人選ばれました。

  • お友達と仲良くできた人
  • お友達を助ける事が出来た人
  • 勉強を頑張った人

封筒を開けると、立派なカードとピン札の20ユーロが入っています。

学校から現金を貰うことは日本ではないと思うので、ちょっと衝撃でしたね。

でも、子供たちには「来年も頑張ろう」、今年もらえなかった人は「来年こそは!」というモチベーションになるのかなと思います。

実は、この頑張った人にお金を配るのは小学生だけではなくて、その後も続きます。
私もフィンランドの職業学校に通っている時に一度頂いた事がありますが、その時はフィンランドの大手スーパーマーケットで使えるギフトカード50ユーロ分でした。
もしかすると、金額は中学生や大学生になると増えるのかもしれません。

学校と保護者の連絡は専用システムで

Wilmaのトップページ

フィンランドでは学校と保護者の連絡には専用のシステム「Wilma/ヴィルマ」または、それに似たシステムで行います。

このWilmaでできることは下記の通り。

  • メッセージのやりとり
  • 時間割の確認
  • 出欠席の届け出
  • 成績表の確認
  • 遅刻早退の確認…など

我が子の学校の場合、週に一度金曜日にその週にあった出来事や、クラスでの様子をメールで教えてくれたり、学校行事の連絡などもこのWilmaを使って連絡が来ます。

学校で悪い事をしたり、さぼったりしたら即親に連絡が行くシステムなので、共働きで子供より早く家を出る家庭でも子供がちゃんと学校に行っているかすぐ確認できる。

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【まとめ】フィンランドの小学校は自由度が高い

授業の教え方や進め方は先生次第で、子供たちの様子を見ながらその都度授業内容を合わせるのがフィンランド流!

服装から髪型、持ち物ももちろん自由で、とにかく自由度が高い。
フィンランドで勉強できる子供たちは、我が子も合わせてのびのびとしていていいなぁと思います。

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もくじ