こんにちは!
フィンランド在住10年のもっちーです。
フィンランドにも、日本と同様に数多くの祝日・休日があります。
馴染のあるクリスマスや新年の他にも、フィンランド人にとって大切なお祝いがいくつかあります。
そこで今回は、フィンランドの中でも特に大事な祝日や休日、記念日を紹介し、その特徴、お祝いの方法などを詳しく解説していきます。
フィンランドの祝日は休業するお店も多いので、これらを知っておくことで旅行の際にも予定が立てやすいと思います!
フィンランド旅行を計画する
海外格安航空券はサプライス!
HISが運営する海外に特化した格安航空券予約サイトで、定期的に割引クーポンを配布していたり、時期によっては他と比べてもかなり安く購入できる。
\割引クーポン配布中/
海外ホテル予約はアゴダ!
世界260万軒以上の宿泊施設を取扱い、口コミも多くサイトも使いやすい。
必ず貰える割引クーポン(3%、5%、7%)があり、最低でも表示金額から3%オフで予約できる。
他にも頻繁にセールや特別オファーを提供していて、お得に予約ができることが魅力。
\最大85%オフで予約/
海外ツアーならHISがどこよりもお得!
旅行の予定を立てる時間が無い忙しい方におススメなのが、パッケージツアーです。
実は、個人旅行よりも安く行ける事も少なくないのです。
特にHISは大手の安心感と種類の多さ、価格などで満足度が高い。
\スーパーセール開催中/
もくじ
フィンランドの祝祭日・休日について
フィンランドの祝祭日はキリスト教関係のものが多いため、私たち日本人には多少、馴染みのないものも多いです。
しかも、その多くが毎年日付が変わる「移動祝日」です。
これは、キリスト教における最重要祝日・復活祭が「春分の日以降の満月の次の日曜日」と決められているためです。多くのキリスト教の行事は、復活祭を起点として日にちを数えるので、毎年日付が変わります。
フィンランドの祝日・休日には、街中のお店の多くが閉まってしまうので、旅行の前にはチェックしておきましょう。
祝日には公共施設でフィンランド国旗を掲揚することが義務付けられており、街のあちこちで国旗が見られます。
私の住んでいるアパートの庭にも祝日になるとフィンランド国旗が掲げられ、日本ではなかなか国旗を見る機会が少なかったので、新鮮です。
また、祝日だけでなく、国民的作曲家のシベリウスの誕生日、戦争功労者の日、また各選挙の投票日や大統領就任の日なども国旗が掲揚されます。
フィンランドの重要な祝日・休日・記念日8選
1.年末年始/Uusi vuosi|年に一度の花火を楽しめる日
出典: helsingin uudenvuoden.fi
フィンランドの年末年始は日本とは少し違います。
日本は年末年始はどちらかというと、家族で過ごすことが多いですが、フィンランドは友達とワイワイと過ごす人が多い。
1月1日は祝日でお休みになりますが、2日からは通常通り仕事が始まるので、日本人の私としてはなかなか慣れない所である。
大晦日の12月31日はフィンランド人も早めに仕事を切り上げ、家庭でゆっくり過ごしたり、夜のカウントダウンに街に繰り出したりします。
ヘルシンキでは毎年大晦日のカウントダウンライブが屋外で行われ、沢山の人で賑わいます。
私も一度このカウントダウンライブに行った事がありますが、氷点下の寒空の下で何時間も立っているのは辛かったー!
テレビ中継されるので、寒すぎる経験をしてからはテレビで鑑賞しています。
日本で新年のあいさつと言えば、「明けましておめでとうございます」ですが、フィンランド語では「Hyvää uutta vuotta!/ヒュヴァーウーッタブオッタ」と言います。
ちなみにフィンランドの年末年始はポテトチップスが大量に店頭に並び、大量に購入していくので、みんなチップスを主に食べるようです。
その他にも新年には、ソーセージ、ポテトサラダ、チーズ、ビールがテーブルに並ぶ。
大晦日は年に一度、花火が買える日
大晦日の午後18時から午前2時までの8時間は、花火を自分で打ち上げて楽しめる決まりになっている。
フィンランドでは手持ち花火にしても日本とは違い、この時期以外は購入できないので、ここぞとばかりに皆さんたくさん花火を買い込んで楽しみます。
結構大きな打ち上げ花火も購入できるので、大晦日の夜は住宅地でも関係なく「ドーン、ドーン」と盛大に花火が上がる。そして犬が吠えまくる(笑)
クリスマス・年末年始のフィンランド旅行へ行く方へ向けて、おすすめの過ごし方やイベント情報をまとめています↓
2.バレンタインデー/Ystävänpäivä|友達の日
2月14日のバレンタインデーはフィンランドでは友達の日(Ystävänpäivä/ウスタヴァンパイヴァ)と呼ばれています。
「Ystävä」は友達という意味で、「päivä」は日という意味なので日本語に訳すと「友達の日」という意味になります。
日本ではバレンタインデーと言うと、好きな人にチョコレートを渡したり、気持ちを伝えるロマンチックな日ですよね!
世界的に見ても「恋人たちの日」として祝われています。
フィンランドではどうかと言うと、この日は友達同士で花やカードを贈り合うのが一般的です。
他にもチョコレートや手作りお菓子を贈る事もあります。
フィンランドのバレンタインデーは男女関係なく友達同士で「いつもありがとう」という気持ちを伝える日になっています。
私もフィンランド人の現夫と知り合い、初めてのバレンタインデーの日にカードと花を貰って驚いた経験があります。
国が違えばバレンタインデーの祝い方も違うのですね!
ちなみに、フィンランドには3月14日のホワイトデーはありません。
3.ラスキアイネン/Laskiainen|そり滑りの日
ラスキアイネンはイースターの7週間前の2月、火曜日に行われます。
ラスキアイネンは、伝統ではそり滑りをする日。
昔は、そりに乗って遠くに行くほど、次の年の作物がよく実ると信じられていたそうです。
そして、ラスキアイネンは私の大好きな日でもあります。
ラスキアイネンが近づくと、「ラスキアイスプッラ」と呼ばれる菓子パンが店頭に並びます。
これはプッラと呼ばれるスパイスの効いたパンに、たっぷりの生クリームとベリージャムまたはアーモンドペーストが挟んであるカロリー爆弾だ。
「フィンランドで一番おいしいパン」といっても過言でないくらい人気なのです。
他にもラスキアイネンには、豆のスープや脂っこい重いものを食べる伝統があり、これらを食べる事でもそり滑りと同じく「次の年の作物がよく実る」という同じ効果があるそうです。
ラスキアイスプッラは家庭でも作れます↓
4.イースター/pääsiäinen|魔女の日
イースターとは復活祭のこと。(フィンランド語ではpääsiäinen/パーシアイネン)
この日はイエス・キリストが復活したことを記念する大切な記念日になっています。
フィンランドではイースターが近づくと、店頭にウサギやたまごがモチーフの商品やイースターエッグが並び、春が来たな~と感じます。
日本ではあまり馴染みのないイースターをどのようにお祝いするか気になる所ですが、フィンランドではイースターには、可愛い魔女や魔法使いが街中をさまよいます。
仮装をした子供たちがドアベルを鳴らして魔法の呪文をとなえ、小さな贈り物(お菓子)と引き換えに無病息災を約束するのです。
この他にもイースターには「エッグハント」と言うチョコエッグ探しをしたり、ラム肉料理やマンミと呼ばれる黒いデザートを食べたりします。

マンミとは、ライ麦粉を練って作られた見た目は餡子のような食べ物。
これにバニラソースをかけて食べるのが一般的です。
少しざらっとした食感の独特の味に好き嫌いが分かれる。
ちなみに私は好んでは食べたくない。。。かな。
5.メーデー/Vappu|ピクニックして酔っぱらう日
毎年5月1日に行われるVappu/ヴァップのお祭り。
この日は学生や卒業生が卒業帽をかぶり、夏の始まりを祝って街を練り歩きます。
メーデーというと思い浮かべる、「国際労働デー」としての一面もあり、1979年以来「フィンランド労働者の日」として公式の旗日となっています。
さらに、フィンランドの大都市などの広場では政治家の演説も行われます。
ヘルシンキのカイヴォプイスト公園には、毎年このVappuの日に大勢の人が集まります。
友達同士で集まってピクニックをし、お酒を片手にワイワイと過ごすのが伝統的。
毎年なぜかVappuには雨やみぞれがふったり、寒い事が多いのが悲しい。。
Vappuの伝統的な食べ物
ティッパレイパ
ムンッキ
シマ
Vappuの食べ物
- 「ティッパレイパ」と呼ばれる脳みそのような形の揚げ菓子
- 「ムンッキ」というドーナツ
- 微炭酸飲料の「シマ」
ちなみにどんな味なのかと言うと、、、
ティッパレイパはその形が面白く、カリカリのドーナツのような味です。
ドーナツ好きな私ですが、このティッパレイパは1つ食べきれないくらい油感がすごい。
ムンッキは、ボール状のイースト発酵したフワフワのシュガードーナツで美味しいです。
発酵レモネードと呼ばれることが多いシマは、今日では通常、レモン、白砂糖またはブラウンシュガー、酵母、レーズンで作られていて美味しいです。
アルコールタイプも売られている。
この他にもシャンパンやスパークリングワイン、ソーセージやニシンの酢漬けにポテトサラダなんかもテーブルに並びます。
6.夏至祭/Juhannus|夏の訪れを祝う日
6月20日〜26日の間の土曜日がJuhannus/ユハンヌスと言われる夏至祭をお祝いする日。
フィンランド人にとっては待ちに待った夏到来を祝う日で、前日の金曜日から3連休になるので、夏至祭が近づくとみんな仕事を早く終わらせたくてソワソワし始めます。
この時期、フィンランド人の多くは湖のほとりにあるコテージでくつろぎ、焚き火を囲み、ソーセージを食べ、サウナに行ったり、湖や海で泳いだりして過ごします。
1年で最も日が長く、ラップランドの方ではまったく太陽が沈まないこの日を祝うのです。
みんな田舎の方に移動するので、都市部はがらんとした雰囲気になり、これも私は好きだったりします。
夜にはフィンランドのあちこちでコッコと呼ばれる大きな焚火を囲むのが伝統。
フィンランドの昔の言い伝えで焚火は、悪霊を追い払い幸せをもたらすと考えられていたそうです。
ヘルシンキでフィンランドの夏至祭を体験できる↓
7.独立記念日/Itsenäisyyspäivä|大統領官邸でのパーティを見る日
出典:yle.fi
フィンランドの独立記念日は毎年12月6日にお祝いされます。
独立記念日には、窓に青と白の 2 本のろうそくを灯すのが通例です。
第二次世界大戦中の冬戦争と継続戦争で国の独立のために戦い、命を落とした人々を追悼する日でもあります。
テレビ中継される、国防軍によるパレードの他にも、いくつかの大学のある街では卒業生たちが松明を持ち、行進をする。
ヘルシンキでは、ヒエタニエミにある墓地から大統領官邸を経由して、大聖堂前の元老院広場まで行列をつくって歩きます。
到着地の元老院広場では市長と学生達による合唱やスピーチも行われます。
大統領官邸でのパーティが見どころ
出典:presidentti.fi
この日の一番の見どころは、何といっても大統領官邸でのレセプションパーティーです。
在フィンランド日本大使のご夫婦も毎年招待されています!
パーティーはテレビで生中継され、大統領ご夫妻が招待されたゲスト全員と握手をかわすのをひたすら見続けます。
ゲストの数も2,000人弱とかなり多いので、どのくらい時間が掛かるかは分かりますよね。。。
そして面白いのが、ゲストの服装がめちゃくちゃ注目される事。
など、次の日のニュースや新聞でもドレスは取り上げられるほどみなさん関心があるようです。
8.クリスマス/Joulu|フィンランドで最も大切な日
フィランドではクリスマスは年間を通じて最も大切な日。家族で過ごす大事な日です。
日照時間が短くなるので、庭や窓にクリスマスの置き物やイルミネーションを飾る家も増え始め、街の雰囲気は一気にクリスマスモードに。
クリスマスの準備は11月頃から始まり、職場や学校ではPikkujoulu(ピックヨウル/小さなクリスマス)と呼ばれる小さなクリスマスパーティーが開かれます。
日本の忘年会を想像してもらえればピッタリです。
街にはクリスマスマーケットが開かれ、プレゼントを買う人などで賑わいます。
ヘルシンキでは、ヘルシンキ大聖堂前に大きなクリスマスマーケットが開かれます。
クリスマスの雰囲気たっぷりなので、この時期のフィンランド旅行もおススメです♡
伝統的なクリスマス料理としては、以下が代表的。
- クリスマスハム
- キャセロール
- ジンジャーブレッド
- グロギ…など
フィンランドのクリスマスの過ごし方や料理など、詳しくはこちらの記事もどうぞ↓
2025年、2026年のフィンランドの祝日・休日・記念日一覧表
赤字が国の定めた祝日になります。
※印は毎年日付が変わる移動祝日です。
フィンランドには振替休日はありません。
2025年度フィンランドの祝日
日付 | 祝日・休日・記念日名 |
---|
1月1日(日) | 新年/Uudenvuodenpäivä |
1月6日(金) | 公現祭 / Loppiainen |
2月14日(火) | バレンタインデー/Ystävänpäivä |
4月18日(金)※ | 聖金曜日/ Pitkäperjantai |
4月20日(日)※ | 復活祭(イースター)/ Pääsiäispäivä |
4月21日(月)※ | イースターマンデー / Toinen Pääsiäispäivä |
4月30日(日) | メーデー前夜祭/ Vapunaatto |
5月1日(月) | メーデー / Vappu |
5月11日(日)※ | 母の日/ Äitienpäivä |
5月29日(木)※ | 昇天祭 / Helatorstai |
6月8日(日)※ | 聖霊降臨祭 / Helluntaipäivä |
6月20日(金)※ | 夏至前夜祭 / Juhannuspäivän aatto |
6月21日(土)※ | 夏至祭 / Juhannuspäivä |
11月1日(土)※ | 諸聖人の日 / Pyhäinpäivä |
11月9日(日)※ | 父の日 / Isänpäivä |
12月6日(水) | 独立記念日 / Itsenäisyyspäivä |
12月24日(日) | クリスマスイブ / Jouluaatto |
12月25日(月) | クリスマス / Joulupäivä |
12月26日(火) | ボクシング・デー / Tapaninpäivä |
2026年度フィンランドの祝日
日付 | 祝日・休日・記念日名 |
---|
1月1日(日) | 新年/Uudenvuodenpäivä |
1月6日(金) | 公現祭 / Loppiainen |
2月14日(火) | バレンタインデー/Ystävänpäivä |
4月3日(金)※ | 聖金曜日/ Pitkäperjantai |
4月5日(日)※ | 復活祭(イースター)/ Pääsiäispäivä |
4月6日(月)※ | イースターマンデー / Toinen Pääsiäispäivä |
4月30日(日) | メーデー前夜祭/ Vapunaatto |
5月1日(月) | メーデー / Vappu |
5月10日(日)※ | 母の日/ Äitienpäivä |
5月14日(木)※ | 昇天祭 / Helatorstai |
5月24日(日)※ | 聖霊降臨祭 / Helluntaipäivä |
6月19日(金)※ | 夏至前夜祭 / Juhannuspäivän aatto |
6月20日(土)※ | 夏至祭 / Juhannuspäivä |
10月31日(土)※ | 諸聖人の日 / Pyhäinpäivä |
11月8日(日) | 父の日 / Isänpäivä |
12月6日(水) | 独立記念日 / Itsenäisyyspäivä |
12月24日(日) | クリスマスイブ / Jouluaatto |
12月25日(月) | クリスマス / Joulupäivä |
12月26日(火) | ボクシング・デー / Tapaninpäivä |
フィンランド旅行に必須のエポスカードを準備しよう!
海外に行くときに必須の海外旅行保険は、通常1人5000円~1万ほどかかります。
でもエポスカードを利用すると、無料で三井住友海上火災の保険の補償を受けられます。
海外旅行好きには特にメリットの多いカードなので、持っておくと安心です。年会費も無料♪
パワーアップした補償も魅力!詳しくはこちらの記事を読んでね↓
【エポスカードが人気の理由】
- 年会費無料
- 有料級の海外旅行保険
- 90日以上の旅行も保険適応
- ICチップでスキミング対策
- 盗難・紛失時の全額補償…など
\2,000円分のポイント貰える/
年会費無料カードの中で最強!
【まとめ】フィンランドの祝日をチェックして旅行計画を立てよう!
フィンランドの祝日は、近年開いているお店も増えてきましたが、まだまだ多くのお店が閉まっている状態です。
せっかく日本から旅行に来たのに、お目当ての施設やお店が閉まっていたら予定が狂ってしまいますよね。
そんな事にならないように、旅行前にフィンランドの祝日がいつなのか、しっかりとチェックして予定を立てると良いですね。